2016年6月18日土曜日

上級クラス終了前。帰国してしまう学生と一緒に「bocatta」で最後のゴハン

こんにちは。さすらいの日本語教師です。
本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます。

当校で一番ハイレベルなクラスがとうとう閉講となります。
二人きりのクラスで、一人はアメリカ人、一人はペルー人の女の子。
私がこのクラス担当になった時にもこの二人から始まり、途中増えて5人ぐらいになった時もありましたが、やっぱり最後残ったのもこの二人でした。
アメリカ人の女の子がアメリカに完全帰国することが決まったんです。
前から話は聞いていたんですが、ついにこの時が来ました。
ペルー人の子も7,8月はいろいろ忙しくて休む予定でいたんだそう。
私も帰国予定だし、さすがにこれはちょっとクラス存続が厳しいことを校長が伝え、ペルー人の子が了承したのでした。

クラスは6月末までありますが、アメリカ人の子が明日帰国なので、今日は送別会というか最後にみんなで食事会をしました。

彼女たちはベジタリアンなので、お店選びを任せたところ、「bocatta」というイタリアンのお店になり、クラス終了後そこへ。

ここはベジタリアンでも食べられる、つまり肉を使っていない料理も結構あるそうなんです。
みんなそれぞれ好きな物を注文しました。
私が選んだのはベジタリアンピザ。すごく大きい。
ペルーのイタリアンは、日本人の私には塩味が強いところが多く、あまりおいしくない印象でしたが、ここも例にもれずしょっぱかった(苦笑)
他の人に聞いてもやっぱりちょっとしょっぱかったりとか、イマイチだったりとかで、ペルー人の子は自分の残して私のピザを食べてました(^^;)

味はともかく、食べながら思い出話やこれからの話に花が咲きました。話しても話してもいろいろ出てきます。

この二人は本当によくがんばってきました。
聞けば、アメリカ人の子が日本語を習い始めてから7,8年、ペルー人の子は5年だそうです。
こんなにも長く日本語を学習し続けてくれたことに、本当に感謝です。

アメリカ人の子は、それこそ余程のことがない限りクラスを休みませんでしたし、宿題もきちんとやってきて、いろいろな知識を持っているし、私にはない新鮮な視点で意見を言ってくれるので彼女と話すのが楽しみでした。同じクラスでもやっぱりちょっと日本語能力に差があったのですが、でもアメリカ人の子はペルー人の子をさりげなくリードしたり、辛抱強く待ったり、とんちんかんな返事でも誠実に答えたりして、相手を尊重する姿勢をもった優しい子でした。
教師である私は知りませんでしたが、クラス外でも親交を深めていたようです。
内発的動機付けでも「関係性」がモチベーションアップの要素になっていますが、この二人は本当に支え合ってきたんでしょうね。そんな相棒がいなくなるんだったら、やっぱり一人で続けるのはしんどいでしょう。別れ際、泣いてましたもん。

ウチでのクラスは終了になりますが、これからもそれぞれの場所で、自分のペースで、日本語学習を続けていってほしいです。

最後に撮った記念写真。
教室じゃなくてレストランなのもご愛嬌。

ララさん、アメリカに帰っても元気でね!私たちのこと、時々思い出してくれると嬉しい。
ジョセさん、来週最後のクラス、がんばりましょうね!





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