2016年2月11日木曜日

マレーシアの教え子たちの卒業式から1年がたちました。

こんにちは。さすらいの日本語教師です。
本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます。


去年の2月11日、ちょうど一年前、私はまだマレーシアにいて、2年間教えた教え子たちの修了式を迎えていました。
(マレーシアの記事は多くはありませんが、「世界をさすらう日本語教師の日々」にてご覧ください)
現在日本にいる教え子の一人が教えてくれて気づきました。

時がたつのは速いものですね。


私は3年マレーシアで日本語を教えていたのですが、そのうちの2年間、彼らの入学から卒業まで一緒でしたので、やっぱりちょっと特別です。
彼らは見事全員日本留学のための最終審査に合格し、全員そろって日本行きを決めました。
それまでの2年間のかれらのがんばりを見てきただけに、合格発表の日と修了式の喜びはひとしおでした。

そう、あの日私は修了証書授与の補佐でステージにいて、誇らしげに、そしてちょっと緊張した顔で証書を受け取る彼らを一人一人眺めていたっけ。

そして修了式終了後、なんとなく式場に残っていた学生たちと、「卒業したし、今日で最後だし」ということで禁断の恋バナで盛り上がったっけ。

いろいろなことが蘇ってきて、気づけば顔がニヤニヤしています。

いろいろ大変だったけど、楽しかったなぁ。
彼らと出会えたことに本当に感謝しています。

彼らは卒業し、私はマレーシアを去ったけれど、それで終わりじゃないんですよね。
彼らは今現在日本にいるし、私はペルーに来たけれど日本に帰国すれば彼らに会えます。数年後なら、マレーシアで会えます。

当たり前だけど、学校を去った後も人の人生は続いていて、関係も続く人とはずっと続いて行くんですよね。教え子のその後の人生を知ることも、この仕事の楽しみの一つかもしれません。
そして、その後の人生で日本に関係あることや日本語を使った仕事に就く人、日本語とは全く関係ない人生を送る人、いろいろいると思います。
でも、どんな人にも「日本語勉強していたころは(大変だったけど)楽しかったなぁ」と、そのころを振り返ったときに思ってもらえたらいいな。それこそが私が彼らに残したいものなのかもしれません。

私はどの国のどの学習者たちを思い出してもいつも顔がにやけるし、その楽しかった記憶が辛い時に私の支えになってくれているので。


今日は1年前の思い出に浸って当時のことを思い出し、これからのことに思いを馳せ、気持ち新たに「仕事がんばろう」と思ったのでした。





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