2015年10月25日日曜日

ペルーの日本語弁論大会を見に行ったら、迷子になってしまった。

こんにちは。さすらいの日本語教師です。
本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます。


今日はペルーで第35回の日本語弁論大会でした。

うちの学校からは今年は参加者がいなかったのですが、来年の指導の参考になればと思い、見に行くことにしました。

友人は教師会に入っていて、弁論大会の準備のお手伝いがあるので午前中に行き、私は会が始まる午後に行くことに。
前日にバスでの行き方を教えてもらいました。最近同じルートのバスばかり乗っていたので、ちょっとワクワクドキドキです。

ところが、これがすんなりは行けなかったんですね~。

まず、バスに乗る前に小銭を用意しようとしたところ、バス代が足りないことに気が付きました。
友人の話では、会場の日秘文化会館まで1.5ソレス。でも私の小銭入れの中には1.45ソレスで、0.05足りない!!
こんなときに限ってお札も大きい100ソレス札(日本で言う1万円札)しかありません。
そんな大きいお金を出しても、まず文句を言われ、そしておつりがないこと確実です。

まけてくれないかな~。どうかな~。どうしよう・・・。
と悩んだ挙句、まず私がとった行動は、バス停に行く手前にある、以前行ったマッサージ「SATORI SPA」で崩してくれないか、ダメもとで行くことでした(今思えばなんておかしな行動)。
「タイマッサージを受けに来たんだけど・・・(事前予約が必要なことは調査済み)、え?今日は無理?いつならやってるの?タイマッサージは予約が必要なんだ、へぇ~。ところで、お金崩してくれない?」
と、いかにも飛び入りで来た客を装って、自分的には自然な流れで100ソレス札を崩してくれないか聞くことに成功したのですが、「小さいのないのよ~、ごめんね!」と言われ、あえなく撃沈。

そして、次の作戦を考え、思いついたのが50ソレスぐらいで行けるSan Luisという通りにあるCajon Marketという中華系の店で、何か買って崩す、というもの。Cajon Marketはバス停から歩いてすぐ行けるところにあります。そこでライチジュースを購入し、無事お金を崩すのに成功。

ここまでで予定よりだいぶ遅れてしまいました。

さて、次からが問題。ちゃんと目的地まで運んでくれるバスを見極め、乗り込まなければなりません。
一台来ました。でもcobrador(乗車賃を回収して歩く人。車掌的な人)があまり親切そうではなかったので、やめました。
次に来たバスは、威勢のいいおばちゃんがcobradoraで、すいていました。
おばちゃんは面倒見がよさそうで、目的地に着いたら教えてって言っておけば教えてくれそうな気がして、このバスに乗り込みました。

おばちゃんに通りの名前を言い、そこに着いたら教えてとお願いしました。おばちゃん快諾。
始めは知っている景色だし、余裕でした。
しかし、だんだん混んできて周りは見えなくなるし、窓から見える景色もどこだかわからなくなるし、結構乗ってから時間がたっても何も言ってくれないので不安になってきました。でも、おばちゃん声大きいから着いたらどなって教えてくれるだろう。

友人の話では、近くにMetroというスーパーがある大きな交差点だということで、私はMetroを通り過ぎてはいないか、必死で窓の外を眺めていました。
途中で乗ってきた若い人たちがMetroで降りたいとおばちゃんと話しています。おばちゃんが「私がMetroって教えてあげるから、そしたら降りるのよ。」と言っていたので、私もとりあえずそこで降りようと思いました。
そしておりるとき、おばちゃんに、「ここがその通り?」と聞いたら「そうだ」と言います。
降りて道の名前が記してある標識を探したのですがわからず、Metroの近くの警備員さんに「○○通りはどこ?」と聞きました。
「2ブロック先だ」と教えてくれたので、歩きました。ちょっと雰囲気が怪しい所もありましたが、もうすぐ着くはずだ・・・

でも、2ブロック歩いてもやっぱり目的地の通りではありません。
しょうがないから、近くにあったお店の警備員にまた聞きました。警備員は「ちょっとまって」と言って、同僚やお客さん(!)に聞きに行ってくれました。そうしたら、お客さんの一人の男性がGoogle Mapで調べてくれて、私が目的地からとんでもなく先に来ていることがわかりました。目的地はもっとずっと手前だったのです。

バスのおばちゃんといい、さっき道を教えてくれた警備員といい、みんなテキトー・・・!!!

と、ちょっとムカッとなりそうになったり、そうだった、ラテンアメリカはこうだったと、今更思い出したりしましたが、でもそもそも、知らないところに行くのにケータイも使用不可能(チャージしていないからWifiがない環境ではネットも通話もできない)で、おとなしくタクシーにしなかった私が悪いのです・・・

で、結局タクシーを拾い、目的地に運んでもらいました。
タクシーでも5~10分ぐらいは来た道戻ったんじゃないでしょうか??


そんなこんなで会場に到着したのは、だいぶ遅れてから。
私が見られたのは最後の2人だけ、しかも帰国子女の部でした(T-T)
来年の参考に、ならない・・・(>Д<;)
 
それからすぐに休憩になり、もう表彰式です。すぐに帰るのもしゃくなので、表彰式見ました。
出場者は全部で29人だったそうです。

なんのためにここに来たのかよくわからないことになっていまいました。
ま、自分が悪いんですけどね。

教訓:知らないところへ行くときは、事前にちゃんと調べるか、タクシーで行くか、ケータイはチャージしておこう。





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