2015年9月16日水曜日

クラス統合計画と目指すところ

最近、クラスの統廃合計画がにわかに持ち上がっています。
私の勤務先は日本で言えば英会話学校のようなもので、生徒さんは学校や仕事の合間を縫って来ています。
日本語学習のモチベーションは様々で、家族や知人などを頼って日本へ行くことが決まっている人、奨学金を得て日本へ行きたい人、訪日予定はないけど日本好きだし時間あるから来ている人、訪日経験があり日本語を忘れないために来ている人、などがいます。

時間がある人はいいのですが、仕事が忙しくなったり、大学生なんかだと時間割が変わったりして来られなくなることもしばしば。もちろん、見事に「日本へ行くことが決まった」ということで来なくなる人もいます。
ということで、一人減り、二人減り、だんだん少人数クラスが多くなっているのが現状で、こちらとしてはAとBを合体させたい、CとDを合体させたい、となっているところです。


それと同時に、目下課題となっているのがカリキュラム作成。

例えるなら登山ですかね。
私たち教師はガイド。手を引いたりちょっと前を歩いたりして登山者(学生)を案内していきますが、ゴールや途中の通過(休憩)ポイントが定まっていないと、どの道を選んで、どんなペースで進めばいいのか、今どのぐらいの地点にいて、どの山の頂上を目指せばいいのかがわかりません。
目指すゴールやルートが違えば、必要になる道具も違いますし、ガイドの役割も変わってきます。
なだらかだけど距離が長いコースか、急勾配の最短コースか、中間か。
植物や花を楽しみながら行ってもいいのか、それよりもひたすらゴール目指して登り続けるのか。
登山者のペースに合わせるのか、ガイドがペースを作るのか。
途中の通過ポイントを通るとき、何ができるようになっていないといけないのか。
AとBのグループが一緒になったとき、または新しく加わりたい人がいたとき、登山能力や好みの登り方に差がないか。あったらどうするか。

ここに来て3か月、私はこれがはっきりしないまま教えていました。
でもこれからは、これらがはっきりすることで自分がどんなガイドになってどこに向かうべきかがわかると思います。
これまでもし希望と違うガイドだったとしたらごめんね~!
テヘペロで許してもらうことにして、これからがんばります!(前向き)