2015年9月19日土曜日

本日のクラスのワンシーン 2015/9/19 自立した学習者とはこういうこと

今日は上級クラスになってから、初めてのテストでした。
前の課を勉強してからだいぶ時間がたってしまって、覚えているかどうか不安だったのですが、結果を見ればよく勉強しているかしていないか一目瞭然。
上級ともなると、一夜漬け丸暗記で何とかなるレベルではないですからね。
範囲もちょっと広めだし、漢字もふんだんにあってルビふってないし、大丈夫かな~とちょっと心配だったのですが、やっぱアレですね。ほっといてもやる人はやるんですね。

テストのあとは、ちょっと普段と違う活動を取り入れてみました。
宿題で出していた作文を回し読みして、感想を言い合ったり文法的な間違いを直す活動と、同じテーマの読解教材を読んで、それについて意見を言い合う活動をしました。

やる気のある学習者たちはきちんと作文を書いてきました。まず、それがすごい。
そして、作文の構成はこちらでアウトラインを作って渡しておいたのですが、構成メモからばっちり書いていました。作文で使っている表現も習ったばかりの表現をできるだけ使おうという姿勢が見られました。
やっぱり自立した学習者というのは、ほっといても習った文型を使おうとするんですね。

その後の読解からの話し合いでは、なかなか思うように言いたいことが言えなかったようですが、持っている知識を披露する場面も見られ、それによって話し合いが深まりました。
やっぱり、人っていうのは物を聞いたり読んだりするとき、既存の知識と結び合わせて理解を深めるというダイナミックな活動を脳内で行っているんですね。

まだお互い遠慮があって、そんなにつっこんだ意見やコメントは出なかったのですが、それでも日本語だけで表現しようとがんばっていました。

ペルーという日本語を必要としない地で、ずーーっとここまで日本語を勉強し続けてきた人たち。
そのやる気と向上心、あなどれません。